特別支援教育セミナー

趣旨
特別支援教育をめぐる課題は、子どもたちの多様な実態や社会の変化に伴い、より一層複雑化しています。
本セミナーでは、学校現場で直面する支援の課題を多角的に捉え、これまでの取組を振り返るとともに、今後の方向性を考える機会といたしました。
先生方の日々の実践に新たな視点や気づきをもたらし、より充実した支援教育の推進につながれば幸いです。
開催日
令和7年11月8日(土)
場所
「ナレッジキャピタル カンファレンスルーム」グランフロント大阪 北館 タワーC8階
主催/後援
主催:全国教科用図書卸協同組合 近畿ブロック
後援:大阪府教育委員会
内容
第一部:講演 『非行からの救出支援』
第二部:講演 『学校における基礎的環境整備(UD)の重要性』
第三部:対談 『特別支援教育の到達点と今後の課題』

第一部:講演
『非行からの救出支援』

[講師]伊丹 昌一(いたみしょういち)先生
梅花女子大学 心理こども学部長・教授 障害学生支援コーディネーター

頂きましたアンケートより抜粋

  • しんどい(困っている)子どもとの向き合い方を日々模索している中で、自分が今まさに悩んでいたことがスーッと解決するようなお話でした。リミットを設けて接するというお話にも悩みの解決への糸口になりました。いつ聞いても何回聞いても、そうだったそうだったと仏の心を自分の中にインプットして子どもと向き合うようにしています。ありがとうございました。
  • 伊丹先生のお話しは、愛がいっぱいで感動しました。生徒としてお話しを聞きましたが、こんな先生になろう!と思いました。楽しく学ぶためには、指導者が感謝をもつことと、笑い、笑顔と、心から子どもたちを想う気持ちが大切だと学びました。本当にありがとうございます。
  • 試し行動に対しての対応の仕方、リフレーミングで、答えることを、これからやってみようと思いました。また、5歳の少年の話、今は大人になって立派になっているということがわかって良かったです。先生の関わり方が、とても学びになりました。
  • 時間を感じさせず、話に集中させる話術にはいつも自分にもできたらいいのに、と思っています。実際に、どう子どもに関わっていけばいいのかの方略が、具体的で誰にでもできそうな、即使えそうなのが(実際には難しいのですが)とてもいいです。今日も明日への希望をたくさんいただき、元気になれました。ありがとうございました。
  • 子供たちへの温かいまなざしを持ちながら、教師としてとるべき態度を明確に教えていただいたと感じています。すでにできている行為に関しては褒めず、こまめな実況中継をする、ということはとても腑に落ちました。不適切な行動に注目するよりも、小さなよい変化を見逃がさないということをこれからも肝に銘じたいたいと思いました。ありがとうございました。

第二部:講演
『学校における基礎的環境整備(UD)の重要性』

[講師]小田 浩伸(おだひろのぶ)先生
大阪大谷大学 教育専攻科長・教授 特別支援教育実践研究センター長 障がい学生支援室長

頂きましたアンケートより抜粋

  • 合理的配慮と基礎的環境整備、それが状況によって流動的になること、基礎的環境整備の土台を分厚くしていくことで、多くの子がすごしやすい環境になることを再認識しました。 これからの共生社会をめざしていくには、その合理的配慮と基礎的環境整備について、クラスの子どもたちと一緒に考えていくことが必要なのだと思いました。
  • 一問目二問目がわからなかったら、三問目を聞こうと思わないという例が分かりやすくて、自分としても気持ちが分かりました。誰もが答えられたり、分かりやすい内容を最初に入れること、あまり今まで考えていなかったです。これから改善しようと思いました。
  • 合理的配慮と基礎的環境整備の違いを、具体的な事例とともにわかりやすく説明していただきました。また、不登校を根本的に解消するためには、発達障がいとその可能性がある子ども、認知面・知的発達に課題がある子ども、愛着形成に課題がある子どもという3つの視点で見てその課題に対して対応する必要があることを教えてくださり、子ども同士が繋がれるような教師の声がけの仕方、基礎的環境整備や合理的配慮の具体例についても教えていただき、大変参考になりました。
  • 制度から始まり、これからの支援教育についてたくさんの情報を得ることができました。特に支援学級などでしっかり支援を受けた子どもは、高校、大学も頑張れるというお話には支援教育の手応えを感じました。合理的配慮と基礎的環境整備のことも理解できました!スッキリです。実際に、子どもに対してどう関わっていくかも具体的に提示していただき、とても勉強になりました。ありがとうございました。
  • 子どもが自分の特性を理解しようとしていること、また相談スキルを身につけていることがその子の将来につながることを意識して取り組んでいきたいです。ワンアップ・ワンダウンは以前に教えていただいてから意識しているつもりですが、今回のお話を聞いて改めて大事だと思いました。ありがとうございました。

第三部:対談
『特別支援教育の到達点と今後の課題』

[講師]伊丹 昌一(いたみしょういち)先生 ✕ 小田 浩伸(おだひろのぶ)先生

頂きましたアンケートより抜粋

  • これまでの『特別支援教育』の流れと現状、今後の方向性について、知ることができました。 現在の国が言う『インクルーシブ教育システム』と、国連の言う『インクルーシブ教育』は、違いがあると思っています。支援教室などにして、支援する教職員の数が変わらないか増えたら、それもいいのかなと思いました。
  • 特別支援の歴史もわかり、今現在どのようになっているかの抑えもあり、とても深イイ話でした。自分は定年も見えてきた年齢ですが、お二人が最前線でいて頂けるのでまだまだ子どもたち、先生方のためにたくさん勉強し、それを実践し、広めていくことを頑張ろうと思います。
  • お2人の研修を別々に聞く中で、いつもお互いにお互いの話が出てくるので、お2人揃ってお話を聞ける機会があるなんて、夢のような時間でした。特別支援の到達点について、先生方のお考えを聞くことができて嬉しかったです。お2人の掛け合い⁉︎も楽しすぎてずっと聞いていたいと思いました。
  • 地域支援整備事業や、現在のブロック体制、これまでの支援教育の流れを知ることができたのは、大変貴重な話だった。 現在の課題から、今後の見通しや展望の話まであり、大変貴重な話だった。 また発達特性のある大学の生徒の話は、早い支援が重要であると、就学相談で保護者に伝えていく上で、根拠と事実が含まれていて、大変貴重な話だった。
  • 文科省の話を入れながら、話てくださったので、とても勉強になった。 伊丹先生、小田先生が大事にされていることもお話中にたくさんあったので、今日聞いた話をしっかりと消化して子どもに関わっていきたい。